こんにちは！
愛知県名古屋市名東区に拠点置き、県内を中心に東海3県で活動している防水工事業者の株式会社SKBです。
戸建住宅やアパート、マンションを対象にウレタン塗膜防水やFRP防水、ゴムシート防水など各種防水工事を手掛けております。
今回は屋上防水の耐用年数について、防水工事の種類別にご紹介いたします。
適切なメンテナンスのご参考になれば幸いです。
ウレタン防水
ウレタン防水とは、屋上の下地の上にウレタンの防水材を塗布する工法です。
設置物が多い建物や、住宅など作業スペースが狭くても施工できるという特徴があり、耐用年数は8～12年です。
屋上の防水工事では、天候の影響で完全に乾燥させることが難しいため、通気性に優れた通気緩衝工法で行われます。
ウレタン防水には2種類の工法があります。
・密着工法
・絶縁工法
密着工法とは、下地の上にウレタン防水材を塗布し、さらに補強材とウレタン防水材を塗り込んで防水層を厚くする工法です。
液状のため凹凸のある場所や複雑な屋根形状にも対応できるという特徴があります。
絶縁工法は、専用シートの上からウレタン防水材を塗布して通気をよくする工法です。
ひび割れが激しい屋上の場合でもきれいに仕上げることができます。
どちらも安価な工法ですが、他の防水工事と比較すると耐久性に劣るため、定期的にトップコートを塗り替えるなどのメンテナンスが必要です。
また、気温によって硬化速度が変わりますので、施工時期についてはよく考慮する必要があります。
シート防水
シート防水は屋上の下地にシートを接着剤で貼りつける工法で、耐用年数は10～15年です。
主に1.2ｍｍ～2mmのゴムや1.5ｍｍ～2mmの塩化ビニールシートが使われます。
耐久性や強度が高いため、太陽光の発電パネルを設置する場合にもよく使用されています。
しかし、シートの素材によっては歩行に適さない場合があるので、施工場所に合わせて素材を選ぶことが重要です。
シート防水は、下地に塗布した接着剤の上に防水シートを貼る接着工法と、下地の上に緩衝材を敷いて金具やビスで固定したあとに、防水シートを貼りつける機械的固定工法があります。
シート防水は、既存の防水層の上に施工できる可能性があるので、工期の短縮が見込めるでしょう。
ただし、シートのつなぎ目やシートの端部分は剥がれが起こりやすいため、定期メンテナンスが必要です。
FRP防水
FRP防水は、下地にポリエステルやビニルエステルの液状樹脂を塗布して、ガラス繊維で強化したプラスチックを塗布する工法で、耐用年数は10～15年です。
一般住宅のベランダやバルコニーで使用されています。
FRPとは、エポキシ樹脂やフェノール樹脂に、ガラス繊維や炭素繊維などの繊維を複合させた強化プラスチックです。
防水性に優れた素材で、浴室のバスタブにも使用されています。
軽量なので建物への負担を減らすことができ、耐久性と耐荷重性に優れているため、屋上を駐車場として利用する場合にも施工可能です。
コストが安く施工期間も短いため、どんなタイプの建物にも施工できます。
アスファルト防水
アスファルト防水とは、下地にアスファルトを浸透させた防水用シートを貼って、上からコンクリートで押さえる方法です。
耐用年数は15～25年と言われています。
防水層に厚みをつくることやアスファルトの優れた接着性と防水性を生かした工法で、防水性能が高く、耐用年数が他の工法の2倍程度あります。
さらに、施工の不具合が出づらいのもアスファルト防水のメリットです。
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